土木構造物点検診断技術者資格認定制度の受験レポ【実地試験編】

試験後色々ありまして数ヶ月開けての投稿になります。
(色々の内容はまたアップします^^)

先日の続きの実地試験の受験レポです。↓

私自身が適当人間なので、そもそも電車で行く予定でしたが、前日になって、試験会場(阪神高速 震災資料保管庫)への行き方を改めて検索した時に、

あれ?駅から遠くない??

電車で行ったら道中講習会資料を見たりできると思っていたけど、乗り換えが多い!

そして持ち物にフルハーネスがあるので重い重い(´;ω;`)

諦めて急遽レンタカーを借りることにしました。

受付時間は14:40~だったので、受験番号と受験時間からしても最後のグループだったと思います。

試験会場に向かう道中、雨が降ってきたので不安になりつつもとりあえず集合場所に向かいます。

到着した頃はちょうど前のグループがバスに乗車するタイミングでした。

服装や持ち物からどんな問題が出題されるかわかるかな?と思って観察していましたが、全然わからん!(;^ω^)

しゃーない…

受付時間まで車内で待ちます。

時間になると係の方が車まで呼びに来てくれました。

フルハーネスまで全て装着し、受付を済ませて講習会会場で待機しました。

会議室は講習会資料(点検の記入例の箇所抜粋)とクラックスケール(プラスチックのやつ)が置いてある席に座り、時間まで待ちます。

受験者は16名程度でした。

最初の講習会は、前回の講習会のさらっとしたおさらいで、点検の記入例について説明を受けました。10分もなかったと思います。

次の講習会は2グループ(各グループ8名程度)で集められ、災害資料保管庫の見学をしました。

阪高の損傷した構造物を間近で見学(解説員付)できてそれはそれで面白かったですね。

室外ではコンクリート床版の打音比較ができる施設やASRの補修工法の比較の実物などがありました。

説明の後10分程度の自由時間が与えられ、それらを自由に打音や触診ができました。

もし時間に余裕があれば事前に災害資料保管庫の見学に行ってもいいかもしれません。無料なので。

もとの講習会会場に戻るとすぐに実地試験会場に向かいます。

判定基準を覚えきれてなかったので、社内で頭に叩き込みこもうと思ってたのですが、資料をしまってくださいの指示が出ました。 (+_+)

名指しで怒られたわけではないのでセーフと思ってますがどうでしょう。

バスで移動し実地試験会場へ。

歩いて行ける距離やで…と思いながらもドナドナ

試験会場に到着しましたが、高所作業車が駐車している駐車場の用場場所でした。

本当にここで?という思いを持ちながらも下車し、事前に分けられていた1~4のグループ別の集合場所に移動しました。1班当たり3~4人でしたね。

図面と回答用紙が画版と共に配られました。

回答用紙のフォーマットは講習会資料とほぼ同じで道路橋点検士より簡易なものでした。

台帳というよりは、試験の回答用紙といった感じです。

私の班は、擁壁→鋼桁→床版→橋脚梁上でしたが、別班は同じ構造物を違う順番で点検していました。

全体の説明は10分程度でしたが、なんせ高架下なのでマイクをしていても説明の声が聴きとりづらい…

これは想像してなかった!(;´Д`)

それぞれの構造物の前で試験監督員が待機しており指示に従います。

まず擁壁の点検でした。

側道の擁壁2面分高さは2~3m程度でしょうか。

擁壁手前には植栽が繁茂していて全景の確認が難しかったですが、それよりてこずったのは「雨」!

最初の点検で慣れてないことに加え、雨で紙がへろへろになり、書けるところが全然ありませんでした。

とりあえず書けるところは書いたのですが、自分でも読みにくい。

監督員に新しい紙をもらいましたが転写する時間もなくそのまま終了。

回答用紙が2枚になることに了承を得て休む間もなく次の点検へ。

次は路上からの鋼桁の点検でした。

新しくもらった回答用紙も雨でへろへろになってしまいました。

その回答用紙と悪戦苦闘している間に説明が始まり、点検箇所を聞き逃してしまいました。(T_T)

後々考えると、回答用紙とは別の図面を確認すればよかったのだと後悔…

半ば諦めながらも他の受験者が見ている箇所を同じように点検し、なんとか終了しました。

そして床版の点検でした。

高所作業者に乗っての近接目視です。開始早々他の受験者が、試験監督から受けた起終点と図面の起終点の位置がおかしいことを指摘していました。

全体を通して所々、大丈夫かなこの試験監督員…?みたいな人がいましたね。

改めて起終点を確認し再度点検開始しました。

範囲が狭かったので、早々に終了しました。

最後は橋脚梁上でした。

これも高所作業者に乗っての近接目視です。幸か不幸か雨が降っていたので、排水施設の腐食は確認しやすかったです。

ボルトの欠落、橋脚のクラックなど、今回の実地試験で最も損傷が激しかったです。

点検が終わると画版ごと回収され、見直しの時間は全くありません。

各12分で全てを書ききらないと間に合わないですね。

ただ、ありがたいことに診断 (S1~C、T1~T3等)がなかったことが幸いでした。

あったら間に合わなかったと思います。

各試験場所では試験監督員から、最初に「起終点の確認」「投影で書くことの注意」と、「終了2分前のアナウンス」がありますので、その点心配はないと思います。

また凡例も回答用紙に記載されていますので覚える必要はないです。

事前に確認していた事と、当日の注意事項から安全対策に重きを置いてるようで、ペンなどの落下物や不安行動は減点の対象となります。

点検ハンマーも落下防止用の紐を取り付けるなど対策の必要がありますね。

普段、市町村の舗装や附属物点検に従事して、道路橋の点検の経験がほぼないので安全対策や装備での見落としがないか気になりました。

普段から道路橋の点検をやってる人にとっては当たり前の事かもしれませんが(-_-;)

総括して、受験してよかったと思います。

会社からの指令ではなかったので、プレッシャーはそこまで大きくなく、(合格したら会社から受験料などが返金されるのでそのプレッシャーだけあったけど。)橋梁だけでなく幅広い知識を得ることができたので悪くないと思います。

ただ受験料は高いですね。高所作業車を使うからでしょうか。

とりあえず今はもう合格していることを祈るしかありません。

合否はまた投稿します!では~(‘ω’)ノ

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