最初は本気で転職したいとは別に思っていなかった。
別に人間関係が悪いわけでもなく、毎年繁忙期は帰る時間が遅くなって辛いと思うこともあるけど、同世代と比較しても割と給料はもらえてる方と思ってるから、給料に対する不満も特になかった。
強いていうなら、最近は転職が普通の世の中になってきてるというネット生記事を鵜呑みにして、何となく危機感を持ってた。人生経験として転職してみたいとはずっと思ってた。
ただなんとなく始めた転職活動だったけど、職務経歴書を作っていく中で、今まであまり仕事の振り返りをしてなかったことに気づいた。
新卒の就活では、公務員を本名にしてした事もあって、さらに自分は納得するまであきらめないの性格なので大学4年生の1月頃まで末ぐらいまでずっと公務員試験を受けてた。さすがにやばいと思って、(そこそこ中堅の)建設コンサルも応募したけど、受けた時期も遅かったから、支社長は採用推しだったけど社長はそうではなかったみたいで、見送りになった。
さすがに心折れて就職課の先生に相談に行ったら、偶然大学の先輩が在籍してる現職を紹介してくれた。
聞いたらその就職課の先生と副社長の仲がいいらしく、副社長が常に「誰かいい人がいれば紹介して」って訪問してたらしい。考える間もなく応募したけど、もともと公務員志望堕ちだったこともあり、会社のHP見ても古臭くて情報が少なすぎて正直あまりモチベーションがなかった。
確か面接は1回で、簡単な筆記試験があった気がする。面接日、初めて行った社屋は古すぎて間違えたかとさえ思った。玄関を入ると電話機がおいてあり、内線をしてしばらくすると、ドアの外から副社長が歩いてきた。
遠目で「よっ!」と片手をあげて軽く挨拶をしてくれたけど、若かりし愚かな私は同じく軽く片手をあげて挨拶したことを鮮明に覚えてるw
すぐに面接が始まった。内容は全く覚えてないけど、かなり大勢の面接官がいた。のちに全員部門長だったとわかった。
面接の後は簡単なテストを受けた。公務員試験対策してたから簡単だったように記憶している。数学は四則計算、簡単な漢字テストだったような気がする。
その日のうちに大学に行って、就職課の先生に報告しようとしたら、『面接終わってすぐに副社長から連絡があって、内定やって。正式に後で連絡する』と聞いて、意外とあっさり決まった。
会社比較する間もなかったから≪拾ってもらった感≫が抜けなかった。今でも抜けてないと思ってしまう。
そんな感じで、必然的に入社したけど、全然モチベーションも全然上がらない。
さらに歓迎会なんかで上の人たちが、『うちなんか犯罪歴がなければ誰でも入社できる』といった事を発言していてさらにモチベーション下がった。
つづく
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