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【読書記録】女性の品格

Book Journal

この【読書記録】は、読書をもっと実のある時間にするための振り返りやアウトプットの練習、そして未来の自分へのメッセージとして残しているものです。
読みづらいところもあるかもしれませんが、ご愛嬌ということで、気軽に読んでもらえたらうれしいです!

📚 本の基本情報

書   名: 女性の品格
著   者: 坂東 眞理子
出 版 社: PHP新書
発 行 年: 2006年
ジャンル :#自己啓発 #マナー教養 #人生論

🌱 この本を選んだきっかけ

中学生か高校生の頃に、一度この本を購入したことがありました。

当時の自分には内容が少し難しく、最後まで読み切れないまま挫折してしまい、いつの間にか手元からなくなっていました。

社会や会社というものをまだよく知らなかった私は、どこか斜に構えて読んでいて、

「本当に役立つ内容なのだろうか?」と感じていたように記憶しています。

それから何年か経ち、本屋さんで再びこの本を見かけたとき、

「視点が大人になった今なら、もう一度読めるかもしれない」
そう思ったのが、今回あらためて本書を手に取ったきっかけです。

✏️ 記録・感じたこと

本書の前書きにも記されているとおり、『女性の品格』というタイトルではありますが、内容には男性も心得ておきたい考え方が数多く含まれていました。

一方で、本書は約20年前に発行された書籍ということもあり、現在の時代背景とはそぐわないと感じる部分もあります。

例えば「デパートで良い買い物客になる」といった記述です。

現在では百貨店そのものが減少しており、若者の百貨店離れや低賃金といった背景もあって、当時ほど気軽に金銭的に“良い客”になる余裕がないのが現状だと感じました。

ただ、それでも本書には、時代を超えて通用する普遍的な考え方が多く書かれています。

だからこそ、発行から長い年月が経った今でも読み継がれているのだと思います。

その中でも特に、「つい忘れがちだと感じたポイント」を引用して理由や感想を添えて紹介します。

新たな発見(つい忘れがちだと感じたポイント)

断るときほど早く、丁寧に
(中略)頼まれて一週間、二週間もそのままにしておくと、先方の予定がたちません。引き受けてもらえると当てにしていたところで断られると、次の人に声をかけるタイミングを失ってしまいます。(中略)断るときほど丁寧に、声をかけてもらったことに感謝を込めてというのが鉄則です。(p.35)

相手が困ることは頭では想像できていても、自分が断りづらいと感じていると、つい返答を後回しにしてしまうことがあります。

できるだけ早く伝えようと思っていても、断るという行為そのものに大きな労力が必要だからです。

この章を通して、あらためて「断るときこそ丁寧に伝えること」の重要性に気づかされました。

相手への配慮と感謝を込めて早めに返事をすることが、結果的には双方にとって負担を減らすのだと感じました。

今後は、仕事でも友人関係でも、断る場面において敬意を欠かさず、できるだけ早く返答することを心がけたいと思います。

秘すれば花
(中略)自分の失敗や苦労も、特に言ってまわることはありません。自分の中で消化できて、それなりに客観的に見えるようになって、ユーモア交じりのエピソードとして言えるならいいのですが、(中略)どろどろした部分は自分の心にふたをして、時間がたち、傷が癒えるのを待ちましょう。
不完全で、欠点の多い自分をありのままに告白して、あるがままに認めてもらおうというのは、とても不遜極まりない態度です。できるだけそうした自分を見せないで少しでもいいところをみせるように努力することが、人間の品性を高めるのです。(p.78)

「秘すれば花」という言葉は、私にとって実践するのは難しい考え方だと感じました。

これまでを振り返ってみると、思い当たることが多々あります。

高校生の頃、感情が不安定だった時期に家族と喧嘩をした勢いで、偶然会った近所の同級生のお母さんに立ち話の中で家族の悪口を話してしまったことがありました。

その後、家族を悪く言ってしまったことへの罪悪感に長くさいなまれ、今でもふと思い出す出来事です。

今でも感情が高ぶったとき、誰かに聞いてもらいたいという気持ちから、ついあけすけに話してしまうことがあります。

この章を通して、心の整理がつかないまま言葉にすることは、結果的に自分自身を軽く扱ってしまう行為なのかもしれないと感じました。

これからは、余計な噂や誤解を生まないためにも、感情が落ち着くまで一度立ち止まり、本当に話すべきかどうかを考えるようにしたいと思います。

自分の中で消化できたことだけを、必要な相手に、必要な形で伝えることを心に留めておきたいです。

目の前の仕事に振り回されない
(中略)はじめは教える手間がかかって自分でやったほうがよほど早いと思うでしょうが、少し我慢していると、自分が自由になる時間が増えているのに気が付きます。(中略)人にまかせるほうが「あの人は後継者を育てている」と評価されます。(中略)自由になった時間で他の人ができない仕事をするのです。余力がないと新しい仕事はできません。(p.168)

この章も、非常に身につまされる内容でした。

これまで私は、「自分でやったほうが早い」という理由で、仕事を抱え込んでしまうことが多くありました。

人に任せることで、かえって手間が増えるのではないかという意識が強くあったのだと思います(よくある「仕事ができない人」の評価ですね…笑)。

しかし本章では、人に任せることは単なる手抜きではなく、「後継者を育てている」と評価される行為でもあると記されています。

この視点は、自分にとってとても新鮮でした。

そう考えると、すべてを自分で抱え込むよりも、周囲に任せること自体が仕事の一部なのだと感じました。

また、人に任せることで生まれた余力があってこそ、他の人にはできない仕事や、新しい取り組みに挑戦できるのだという言葉にも深く納得しました。

今後は、目の前の仕事に振り回されるのではなく、意識的に仕事を手放すことも大切にしていきたいと思います。

頼まれたことは気持ちよくするか、丁寧に断る
(中略)一回かぎりの頼まれごとでも、できるときはできるだけ引き受けましょう。(中略)その際も引き受けた以上は不満や文句をぶつぶつ言わず、気持ちよくやりましょう。(中略)「レイトヘルプ イズ ノーヘルプ」(遅い助けは助けにならない)というものがありました。そのとき必要だから頼んだのに、「そのうちに」とほうっておいて、タイミングがずれてから助けてもらっても、ありがたみがないという意味です。(p.179)

「レイトヘルプ イズ ノーヘルプ(遅い助けは助けにならない)」という言葉は、非常に的確だと感じました。

この章は、最初に紹介した「断るときほど早く、丁寧に」という考え方と、感じたことが重なる内容だったと思います。

忙しいときほど、頼まれごとをつい後回しにしてしまい、結果的にタイミングがずれてしまうことがあります。

仕事においても、相手にとってすでに助けが必要でなくなっていた、という経験がありました。

善意で引き受けたつもりでも、時期を逃してしまえば、その意味は薄れてしまうのだと感じます。

本章を通して、助けられるときは気持ちよく引き受けること、そして助けられないと判断したときは、できるだけ早く丁寧に断ることが、自分にとっても相手にとっても大切なのだと、あらためて気づかされました。

👤 こんな人におすすめ!

  • 社会人としての立ち居振る舞いを見直したい人
  • 男女問わず品格のある人になりたい人
  • 丁寧な暮らしをしたい人

🎯 超個人的 総評

⭐ 総合評価:★3.5/5.0

📊 評価内訳:

  • 読 み や す さ: ★★★☆☆
  • 内容の充実度 : ★★★☆☆
  • 実  用  性: ★★★☆☆

学生時代に読もうとしたときは、この本の良さがほとんど分かっていなかったと思います。

どこか現実味がないと感じ、途中で読むのをやめてしまったのも無理はなかったのかもしれません。

社会に出て、人と関わり、仕事や人間関係の中で迷うことが増えた今だからこそ、本書に書かれている言葉が、現実的に響きました。

完璧な人間になれと言われているのではなく、「品格のある個人が、品格のある社会を作る」という考え方を、静かに教えてくれる本だと感じます。

時代背景の違いから、正直そのまま受け取りづらい部分もあります。

それでも、人への敬意、言葉の選び方、距離感の保ち方といった根本的な考え方は、今の時代にも十分通用するものばかりでした。

「今の自分には、ちょうどいい距離感の一冊だった」

それが、この本を読み終えたあとの率直な感想です。

💡 参考

目次

はじめに ―凛とした女性に

第1章 マナーと品格
 礼状をこまめに書く
 約束をきちんと守る
 型どおりの挨拶ができる
 相手に喜ばれる物の贈り方 
 手土産を持っていく 
 電話のかけ方 
 断るときほど早く、丁寧に 
 パーティーのマナー 
 長い人間関係を大切にする 
 記念日を大事にする 

第2章 品格のある言葉と話し方
 敬語の使い方 
 品格のある話し方 
 ネガティブな言葉を使わない
 魔法の言葉「ありがとう」 
 大きな声ではっきりと話す 
 乱暴な言葉を使わない 

第3章 品格ある装い
 流行に飛びつかない 
 インナーは上質で新しいものを 
 勝負服をもつ 
 秘すれば花 
 姿勢を正しく保つ
 贅肉をつけない 
 髪の手入れ、お化粧の基本

第4章 品格のある暮らし
 よい客になる 
 行きつけのお店をもつ
 値段でモノを買わない
 浪費とケチの間で 
 けちけちしないで投資マインドを
 得意料理をもつ
 花の名前を知っている
 古典を読む趣味をもつ
 思い出の品を大事にする
 無料のものをもらわない

第5章 品格ある人間関係
 もてはやされている人に擦り寄らない
 利害関係のない人にも丁寧に接する
 仲間だけで群れない 
 不遇な人にも礼を尽くす
 怒りをすぐに顔に出さない
 グラス半分のワイン 
 プライバシーを詮索しない
 後輩や若い人を育てる
 聞き上手になる
 家族の愚痴を言わない
 心を込めてほめる
 友人知人の悪口を言わない
 感謝はすぐに表す

第6章 品格のある行動
 よいことは隠れてする
 人の見ていないところで努力する
 独りのときを美しく過ごす
 目の前の仕事にふり回されない
 役不足をいやがらない 
 私生活のゆとり
 頼まれたことは気持ちよくするか、丁寧に断る
 縁の下の力持ちを厭わない
 時間を守る
 ユーモアを解する

第7章 品格のある生き方
 愛されるより愛する女性になる
 恋はすぐに打ち明けない
 内助の功 
 うわべに惑わされない
 品格ある男性を育てる
 過去にこだわらない
 権利を振り回さない
 ゴールデンルール
 満足度をあげる
 倫理観をもつ

あとがき ―強く優しく美しく、そして賢く

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